
駐車場の周りはブナと雑木の森なのですが、その森へ入り易いように階段がついています。
ちょうど位置的には 「錫杖の泉」 とは駐車場を挟んで正反対の場所です。
何故こんな場所に階段が付いているかと言うと・・・
そうです、ヒメホタルは水辺ではなく森の中に住んでいるホタルなんです。
小道の両脇のロープは森の奥へと続いています。
このロープはホタルが狩りに来た人間が暗い森の中で迷うのを防止するのと、
ヒメホタル保護のために無闇に森の中へ分け入るのを防いでいるんでしょうかね。
この道は森の中をグルっと半周してちょっと上の方に出ます。

3cmもないセミの抜け殻です。ヒグラシのメスかなんかかな?

こ、これヒメホタル?暗くて写真がブレちゃった。
大きさは丁度良いくらいだし、肩?にオレンジ色があるけど・・・いや、なんか違う様な。

気が付けば広場に2台の車が止まってました。
その1台から、どやどやと6人ものファミリーが出てきました。
話しを伺うと、爺ちゃん婆ちゃんは地元、その娘と子供3人は東京から来たと言ってました。
子供たちは英語で会話してたので横田基地に居るファミリーかな?
叔母が三沢に住んでるとか言ってましたが。
それにしても可愛い姉妹ですね~♪

辺りがだいぶ暗くなった7時半前、1匹のヒメホタルが光出しました。
その1つの光から段々に光の点滅が森の中に広がっていきます。
ちょうどオラと同じくらいに森に入ってたアマチュアカメラマンのおっちゃんと
ほんのちょっと話してたら、あっという間にそこら中で光り始めてました。
凄い!・・・
本当に綺麗だ・・・
360度ヒメホタルの光に包まれてしまいました
それはまるで満点の星空でも見ているようです
この情報を発信してくれた
ふゆかぶさんに感謝です♪
日本で見られる代表的なホタルにはヒメホタルの他にゲンジボタルやヘイケボタルが居ますが、
ヒメホタルはその中で1番小さく1cmにも満たない大きさです。
それなのに光の強さはヘイケボタル以上もあり発光の仕方も独特です。
こんな感じです→
http://www2.wbs.ne.jp/~gakimaru/hotaru1.htm(お借りしました)
光の色も他の2種は緑色なのですが、ヒメホタルは黄色に近い色をしていて黄金の光を放つとも言われています。

判ります?
奥の方にポツポツ見えるのもヒメホタルの光なんですよ~。
本当は周り中で光ってるんですが、シャッターのタイミングが悪いとこんな風に撮れちゃいます(ー'`ー;)

これ、ちょっとソフトの力を借りて明るくしてみました。あ、ピント狂ってる(汗)
オラのカメラって1分以上長~く露光すると、何故か上端に赤い光が入っちゃう時があるんですよ~(ー'`ー;)
でもたくさんのヒメホタルの光が見えるでしょう?
こんな感じのヒメホタルたちの点滅が、それこそ周り中で起こるんです。
その光景たるや、まさに幻想的の一言です!
超感動です♪ 素晴らしいっす!!
鳥肌ジャンジャンバリバリ立ってます!( ゜ ▽ ゜ ;) 
ヒメホタルの光の点滅はパッパッパッパとクリスマスのイルミネーションの様でもあります。
これは生きてるうちに是非1度は見ておかなければいけないものですよ!
チビたちを連れてこなかった事を後悔しました。
いつの間にかホタル狩りに来ていた人たちも増えていたんですが、
盛岡から来たと言う主婦の方々も、昨年初めて来て感動して今年も来たんだとか。
皆さん、とても感動しているようですが小さな声で喜んでいます(笑)
そうです。
大声で騒がないのもホタル狩りのマナーですよ。
あとは強い光を当てないのもマナーです。
ここは折爪岳の山の中ですから懐中電灯点けたいのは解りますが、照らすのは足元のみで。
※余り大きくない懐中電灯に赤いセロファンを被せると良いそうです。水平にピカピカさせるとホタルも嫌だし、写真撮ってる者にも嫌なもんです。
それなのに結構やってる人いましたねぇ。
わざわざこっちを照らしてくれる傍迷惑な方も居ましたし ( ̄ー ̄)o゛プルプル
さすがに横浜町の時の様に、フラッシュ焚いて木の下草を綺麗に撮ってる人は居ませんでしたがね(笑)

写真真っ暗になっちゃいました( ̄∇ ̄#)
でも有り難いことに、ヒメホタルのメスは飛ぶことが出来ません。
だからこんな感じで光だけでもきちんと写ってくれます。
ほんの少し光の軌跡を描いているのはオスのようです。
先程盛岡から来たと言ってたおば様たちに、実は地元のヒメホタルガイドのオジさんが付いてきてました。
オジさんの話しでは雨や風、気温の影響でその日に見られる数が違うらしいのです。
この日は今年1番の数だとも言ってました。
ただし今年はちょっと少な目で、昨年はこの2、3倍の数だったそうです!
この数だけでも感動してたのに、これの2倍3倍となると
オラはカメラ持ったまま失神しちゃうんじゃないかと思いますよ(≧∇≦)/

最初はちゃんとカメラの設定をしてたつもりだったんですが、
いつの間にかISO感度を100に戻しちゃってました。
それだもん、なかなかホタルの光が写り込みませんよ。
それに1番最初に撮った場所とセッティングで、ず~っと撮ってれば良かったんですが、
ホタル狩りに来た方々の小さな歓喜の声と、360度で光まくるヒメホタルに幻惑されて
真っ暗な中をただただ動き回ったアホなオラでした。
いや~この感動を、この幻想的な美しさを、オラのカメラと腕では
このブログを見てる皆さんに100%お伝え出来ませんでした。
それが残念で残念で堪りません~(T▽T)
ガイドのオジさん曰く、今年のヒメホタルは25日くらいが限度かなと。
じゃあもう今週で終わりって事?
ヒメボタルが成虫になってからの寿命はオスで1週間、メスは2、3日なんだとか。
そんな短い間ですから1度に圧倒的な数を見れるのはほんの数日です。
100万匹のヒメホタルの乱舞、あともうちょっとだけ続いて欲しいです。
チャンスがあればもう1度訪れたいと思っていますが・・・

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