朝の撮影を終えた後はキャンプ地に戻りテントの撤去作業。
朝になって気が付いたんですが12月の末に木に咲く花を見るなんて驚きです!
これ、サザンカなんですよね?
ガキの頃は 「サザンカ サザンカ 咲いた道~ 焚火だ焚火だ落ち葉焚きぃ~♪」
なんて歌ってたんですが、枯葉が舞う晩秋から冬の三沢では花なんて殆ど咲いてませんから、
いつも 「何が咲いてるんだろう?」 状態でしたよ。
それにしても、これをダチKが教えてくれたことに驚愕しました。
ヤツは松と桜の区別くらいしか出来ないんじゃないかと密かに思ってたもんで、
「あ、それサザンカな」 と極々自然に言ってのけたことに伊豆沼の畔でビックリこいたのでした。
キャンプ地の前には白鳥の群れがいたんですが、ここの白鳥は人懐こいですね。
小川原湖の白鳥は餌やりしていないせいか人に寄ってきません。
撮影しようと傍に行くと少しずつ離れていくんです。
パトカーにデデ~ン!と白鳥のデザインが描かれるくらいの青森県の 『県の鳥』 なんですがねぇ。
たくさん飛び立っていったあのマガンたちはどこへ行ってたかというと、近くの田んぼでお食事してました。
マガンを初めてちゃんと見たって感じ。
マガンたちは次から次へと田んぼに押し寄せてました。ホントあっちゃこっちゃに居ましたよ。
三沢に向かう帰り道、どーーーしても寄りたいと嫌がるダチKを説得して
石ノ森章太郎ふるさと記念館!迫るぅ~ショッカー!地獄の軍団♪・・・ガキの頃に見た仮面ライダー、キカイダー、サイボーグ009 等々、
石ノ森章太郎の描いた漫画は今の日本のアニメ界とか特撮テレビ界に偉大な功績を残しましたよね。
そんな彼の美術館が石巻にはあるのですが、こちらは彼の生家近くの民家跡地を利用した施設なんです。
見て見て!自動販売機も石ノ森ワールドですよ!
そっかぁゴレンジャーも石ノ森章太郎だったのかぁ。
サイボーグ009はこっちではテレビ放送なかったんですよね。
昔は結構そういうのが多くて、見たいなぁ見たいなぁと思いながらマンガ本の方だけで見てたっけ。
なんたって 『笑っていいとも』 が夕方にやってた地方ですよ。
高校の頃とか夕方学校から帰ってくると 「お昼や~すみはうきうきウォッチ♪」 って。
岩手のテレビが見れる県南ではフジテレビ系も見れてたんですがね。
2017年現在でも未だに津軽方面ではフジテレビ系は見れないのです。
弘前に住んでる、うちのお姉ちゃんが嘆くこと嘆くこと(笑)
まあそんなこたぁどーでも良いんですが、兎にも角にも、
昭和のヒーローを描いた石ノ森章太郎の息吹を感じられる物を
すっかりオッサンと化した大昔のガキんちょが、この記念館で、
この記念館で・・・
この記念館で・・・
きゅ、きゅうかんび~!?
しかも ” 本日から ” 正月休みΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーンそりゃそうだ、年末の29日ですよ。
ちょっとした所はこの辺りから正月休みですよね。自分たちもそうだし。
ということで撮影OKな外の漫画たちを見て退散。
途中の町中の農村公園にて。マジに白鳥多いなぁ。
暖かい地方の池とかには蓮の花が多いんですかね?
青森県だと津軽の猿賀神社とかが北限の蓮で有名ですけど、
他には弘前公園とか、小さな池とかにポチョポチョしか咲いてないんですよ。
離水。白鳥たちってどういう合図で一斉に飛ぶんでしょうね。
鳴き声聞いてても分からないし、目配せしてるとも思えないし。
気仙沼までやってきました。
ここは三陸復興公園の1つ岩井崎。
気仙沼は16m以上もの大津波が襲った所です。
震災から1年たってもまだ、海から 500m内陸にあるJR鹿折唐桑駅前まで流された
青い大きな巻き網漁船(全長60m)がありました。
そんな大津波に晒された岩井崎の松の1本が、まるで龍の様に見えたことから、
復興のシンボル 『龍の松』 として注目を集めました。
ただその後には木の傷みが進んだので長期保存が出来る様に加工されたのだそうです。
何も説明書きを見なくてもこれを見た瞬間 「龍?」 と思うくらいでした。
ここにも津波の爪跡が残されていました。
宮城県立向洋高校の4階にまで被害が見受けられます。
あの大津波の威力と恐怖をまざまざと見せつけられました。
いつか校舎は取り壊されてしまうのだろうけど、後世に津波の恐ろしさを伝え残すためにも
龍の松の様なシンボル的なものが必要なんじゃないかなと思います。だって人間って忘れっぽいですから。
と、ちょっとしんみりした所で三沢に向けてGO!
途中までは良い天気の中のドライブでしたが、北に向かえば向かうほど周りが白くなってきて、
岩手県北あたりからはこんな感じの帰り道の高速道路。
軽く1泊くらいできる軽バスとかで作る軽キャンパーが欲しくなった伊豆沼撮影記でした。
ダチKよ、運転から何からご苦労さんでした<(_ _)>
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